東京少年少女合唱隊 The Little Singers of Tokyo.(子供達と父母の声 Children and parents' voices)

子供達の声

どこかでどよめきが聞こえたかと思うと、法王さまの乗っていらっしゃるヘリコプターがバチカン広場の上を飛んでいました。法王さまは七カ国語でお話になりました。日本語のとき、心がとてもあったかくなったような気がしました。私たちが歌ったとき、法王さまはじっとこちらを見て聞いてくださいました。わあっと拍手が起こり、少しお笑いになったように見えました。
(中1 R.K)イタリア、英国演奏旅行1984
ハンガリーに着いて、その日からホームステイと聞いて、頭は心配でいっぱいだった。家へ着き食事のとき、ナイフとフォークを使って肉を一生けん命きっていると、おじさんが「手でもって食べなさい」という動作をしてくれた。少しはずかしかったけれど、とてもうれしかった。
(中1 M.W)ハンガリー、フランス演奏旅行1987
ブタペストのマチャーシ教会は、言葉にできないほどのすばらしさ。リハーサルのとき「後ろで聞いてきていいわよ」と言われ、行ってみると、本当にあれが私たちの声なのだろうかと疑問をもってしまうほどでした。感動しました。
(高1 N.E)ハンガリー、フランス演奏旅行1987
アイルランドの聖歌隊の子たちとすぐ友だちになりました。私たちはなわを持っていたのでなわとび遊びを始めると、むこうからこっちから、どんどん人が集まって、もうみんな大さわぎです。私たちはイギリスのビートルズの曲やダニー・ボーイなどを歌いました。アイルランドの聖歌隊が歌ってくれたのは、日本の七つの子などでした。なんだかとてもうれしかった。
(小6 N.K)英国「ジャパンフェスティバル」1991
一日三回の演奏会。各回とも三部に分かれていたが、本当につらかったのが、二、三回目の第二部だ!ガウンを着て演奏するので、とてつもなく暑くてみんな真っ赤になって歌っていた。長野でも日中はけっこう暑いんだ!
(中2Y.S)長野県演奏旅行1992
本番前のリハーサルで始めてクラウディオ・アバドさんにお目にかかった。アバドさんの第一印象は「こわい人」だった。本番一日目。演技をしながら指揮者のアバドさんの顔を見たら、リハーサルのときの表情とはまったく違って、とても優しそうに笑っていたのだ。私はその瞬間「本当にすごい人だ」と感じた。世界の人に騒がれているわけがわかったような気がした。
(中1 H.I)ウイーン国立歌劇場日本公演「ボリス・ゴドゥノフ」1994
パリ・オペラ座で「細川俊夫の個展」に出演。この日は私にとって最高の日だった。私たちが歌っている作品が、音符とリズムの世界ではなく、吸い込まれていくような空間になり、それが日本人だけでなく世界の人にも受け入れられた。それを歌っているのが私たちなのだ。こんなすてきなことはないと思う。
(中1 K.M)フランス「パリ秋のフェスティバル」1997
スペイン語の「鳥の歌」では鳴き声のソロをすることになり、とても緊張しました。スペインの人たちから笑いが起こったときは、よくできたのか、よくできていないのか、とてもはずかしかったです。先生からは良くできたと誉めていただき一安心でした。
(小6 E.D)スイス、スペイン演奏旅行1999
演奏が始まると私たちと客席に一体感が生まれていると感じました。「テネブレ」と「歌う木」は難度の高い曲ですが、直接人間の感情に響いてくる奥深い曲だと思います。あの一体感はお互いの感情に響き合ったから生まれたのだと思います。
(大1K.Z)スイス「ルツェルン国際音楽祭」、ドイツ「EXPO」2000
楽しかったこと・・・キャンプファイヤーでマシュマロを焼いたり、花火をしたこと。森郷でやぎやセミにさわったり、自然にふれたこと。自然の中でのびのび歌えたこと。
(小5 M.T)夏休み合宿「宮城県利府町」2003
メインコンサートではついに難関の着物があらわれました。20分という短い時間の中で着物を着るのは、とても大変でした。
(中3 A.W)オーストラリア演奏旅行2004
最後の曲が終わったとき、驚いたことが起きた。多くの人が次々と席から立ち上がって拍手をしてくれたのだ。こんなことは初めてだったので、すごく嬉しかった。
(小6 T.Y)オーストラリア演奏旅行2004
私が一番衝撃を受けたことは、BBCシンガーズのメンバーの中には、数学者やプログラマーなど、歌うこと以外にも専門にしているものを持っている人がいるということだ。
(大4 H.A)第7回世界合唱シンポジウム「世界合唱の祭典 京都」2005
台北でのメインコンサート。一曲目が終わったとたんすごい拍手がきた。暖かいなんてものではなく熱いのだ。たくさんのアンコールをいただき、歌い終わったときはヘトヘトだったが、すごく興奮して充実した気持ちだった。
(中2 T.A)台湾演奏旅行2007
人がたくさんいてびっくりしました。A組みたいにじょうずになりたいです。まねしたいです。おかあさんがじょうずだったよと言ってくれました。
(小2 K.O)第57回定期公演2009

父母の声

娘は、小学校入学と同時に入隊し、3年間を過して参りました。音楽とは縁のない家庭でしたが、ピアノの先生に薦められて隊員となってからは、音楽に親しむ機会が増え、貴重な時間を過して参りました。演奏会へ足を運ぶ前には、作品や作曲者について調べたり、学ぶ事も多くなりました。
(M.O. B組)
兄弟のない娘にとって、年に数回行われる合宿は大変良い経験となっています。仲間と寝食を共にするという事は、集団生活を学ぶ良い機会となっています。歌うことばかりではない、チームワークも含む合唱隊生活は、成長の過程と後押ししてくれていると思います。
(A.O. B組)
同年齢という枠ではなく幅広い年令の集団で構成された合唱を通じ、ひとつの曲を皆で力を合わせて完成させていく過程やその努力、また、達成感を感じることで音楽の楽しみを見つけ出したようです。
(H.W. B組)
入隊して3年近くになりますが、息子を見ていると超一流の音楽家達と間近に接することにより本物を見わける直感のようなものが養われてきてるように思います。また、すばらしい仲間達と一緒に舞台に立つということはお金では買うことのできない素晴らしい経験であり、合唱隊で得たものは息子の人生を豊かなものにしてくれると思います。                                (T.M. B組)
何よりも合唱隊の先生方が素晴らしいです。子供達の可能性を信じ、誠心誠意指導して下さる姿、音楽に対する真剣な態度が子供達の心にも伝わっているようで、息子も先生方を尊敬しています。どんな子供の個性も受け止めて下さり可能性を引き出して下さる先生方と出会えて息子は幸せです。合唱隊は原石をピカピカに磨きあげて美しく輝かせて下さるところです。
(M.H. B組)
合唱隊に入隊して3年弱になりますが、その間に、国内外の一流の音楽家の方々と同じ舞台に踏ませていただく等、貴重な経験をさせていただきました。練習や本番を通し、真摯に物事に取り組む姿勢を間近に見させていただいたこと、微力ながら、自分もその一部として責任を持って参加するという経験は、何事にも代えられないと思います。
(H.F. B組)
子供が自分達だけで集まって遊ぶ機会が減少しているような昨今の環境では、日頃の練習や合宿を通して、友人を作り、自立的に行動する機会を多く与えられていることも、他の場所では得がたい経験だと思っています。
(F.M. B組)
子供達は、歌っている曲の歌詞の中身が難しくて全部理解出来なくても、やがて成長して大人になった時、大きな感動を受けると思います。冴子先生、久恵先生をはじめご指導下さる先生方のきめの細かいご指導に頭が下がります。この美しい和声感の中で少年少女時代の一時期を過すことは、生涯に渡る大きな宝をさずかった様なものだと思います。
(C.Y. C組)